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「毒キノコが笑ってる」を読むとキノコ狩りに行きたくなる件について

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こんにちは。いのっちです。

今回は当方の愛読書からオススメの一冊ご紹介いたします。

その名も『毒キノコが笑ってる』です。

ふふふっ…如何にも当方が好きそうなタイトルでしょ?

一目惚れして、今から10年前くらいに購入したものです。

イイヨ、これ!

目次

山と渓谷社と天谷これさん

そもそも何で、「毒キノコが笑ってる」という本と出合ったかと言うと、

その日とても植物図鑑が読みたかったのです。

当方は別に植物に詳しいわけでもそんなに興味があるわけでもありません。

でも何故か、そう思ったのです。多分、何か心が疲れていたのでしょう。

大方、「なんか、癒されたい」とか、当時の当方は陳腐なことを考えていたに違いありません。

植物やキノコが載っている図鑑のコーナーを物色していると一冊の本のタイトルが目に留まりました。

「・・・『毒キノコが笑ってる』図鑑ではなさそうだけど・・・」

何故だろうか、タイトルを見た瞬間から「買うしかない」という謎の衝動に駆られて気が付いたらお金を払っていました。

そもそも、図鑑と一緒に並べる類の本なのか、と疑問はつきませんが、買ってしまったのです。

地味に1,430円(税込)するのに、当日の当方はお金には余裕があったようです(笑)

(株)山と渓谷社

そもそも、(株)山と渓谷社って、語るに落ちているな…。

知らなかったんですが、主に山の自然や植物や動物などの図鑑、アウトドアの本などを発行している書籍メーカーです。

多分、ガチアウトドアの方は良くご存知の書籍メーカーさんなのではないでしょうか?

分かりやすい会社名で好きです。

ただ、それまで知らなかったのです。

・・・なんか、すみません。

作者:天谷これ(あまたにこれ)

当方はこの本の続編が無いのか調べてしまうくらい、この方のキノコ愛と文章がたまらなく好きなんです。

まぁ、見つけられなかったんですけどね。

巻末にプロフィールが書いてあるのですが、

フリーライターでテレビドラマの企画、広告のコピーライター、CMのプランニングをしている。
毒キノコに目覚めた理由は珍味に目がない食いしん坊だったから。

『毒キノコが笑っている』巻末より抜粋

フリーライターの方なんですね。

テレビドラマの企画も手掛けているし、流石プロです。

文章が跳ねて走って、地味な調査もして、最後はキノコ愛でジットリです。

何かワクワクするんですよね。

この人の文章。

色々と探していたら、アメブロでブログを執筆されているようです。

これはうっかりしていた。読まねば。

何だかわからないが面白いに違いない。

毒キノコが笑ってるの見どころ!

正直なところ、全頁見どころです。

・・・だと、本の紹介にならないので、いくつかオススメのお話をご紹介します。

因みに以下の章はオリジナルの本の目次名称とは違いますのでご容赦を。

便宜上変えています。

キノコ狩りをしていい場所は?

この本を読むまで「自然公園法」というものが存在するのを知りませんでした。

キノコ狩りをして良い場所、悪い場所が当然あります。

国立公園などはこの法律に則り、以下の区域に分けられているのだそうです。

特別保護地区
特別地域
普通地域

特別保護区域に指定されている場所では、原則として落ちている木の枝一本、石ころ一つ持ち帰っては行けません。

『毒キノコが笑ってる 』P14より抜粋

ぶっちゃけどこならキノコ狩りしていいのか環境省に聞いてみたりと、凄い熱心です。

因みに普通地域なら地主さんの許可を貰えばキノコ狩りできそうとか、ぶっちゃけキノコを勝手に狩って良い場所って少ないのかもとか、

色々勉強にもなります。

因みにキノコ狩りをしても良い場所は看板に『毒キノコに注意しましょう!!』とか、書いてある場所なら大丈夫だったりするとか、なかなか、マニアックな情報がグッと来ます!

キノコと心霊スポット

沢山キノコが群生している場所を見つけたので夢中になってキノコ狩りをしていたら、

頭に何が当たるのです。

キノコを狩るためにずっと下を向いていたので、ふとっ上を見上げると…

人間の足でした。

そう、首を吊った自殺者の遺体が真上に…。

…という噂があり、人間の死体があった場所には何故か食べられるキノコが群生しているとか、いないとか…。

舞台が青木ケ原樹海だったりするので、然も有りなんな、お話しです。

他にも、自身と友人が夕暮れの森で遭難する話もなかなかに面白いですよ。

山で遭難したら、死ぬ可能性は高いと思います。

ホテイシメジで下戸に

世の中には不思議な成分を含んだキノコが沢山あります。

ホテイシメジはお酒さえ飲まなければ、とても美味しいキノコなんだそうです。

天谷これさんは友人に黙ってこのキノコを鍋にいれてしまいます。

とてもお酒に強い友人があっという間にへべれけに。

そして自分も食べたのでデロデロに。

このキノコを食べてからお酒を飲むと動悸が早くなり、顔がカァーッとして来て、酔いやすくなる成分がはいっているそうです。

暫くの間、お酒をちょっと口にするだけでこの状態になってしまってお酒が全然飲めなくなったとかで、その友人とは険悪な仲になったとか。

そりゃ、怒りますよね(笑)

ホテイシメジと同じような成分の薬が世の中にはあるそうで、アルコール中毒者に飲ませて治療に使うんだそうです。

なるほど、これなら確実にお酒を止められそうです。

ベニテングダケは美味しい?

これは当方も噂では聞いたことがあります。

ベニテングダケ=猛毒

というイメージがありますが、実はベニテングダケを食べて亡くなった方の話って少ないんだそうです。

さらにこのキノコには、イボテン酸という旨味成分が大量に入っているらしく、実はとても美味なのだとか。

ということで天谷これさん、食べてみようと挑戦します。

食べると決まったら、塩水につけて「虫だし」という作業をして、キノコの中にいる虫を出すのですが…。

虫だしをした結果、なんと…!?

続きは是非書籍で!

残念パパも笑ってる

まだまだ世の中には我々の知らないキノコが森の中で眠っているのです。

 
そう考えるとワクワクしませんか?

山と渓谷社のキノコ図鑑に掲載されているキノコは実際に存在を確認されているキノコの半分くらいしか載っていないのだそうです。

素人には他のキノコと見た目の違いが分からないキノコが沢山あるとか。

当方なんか、この本を読んでからその辺に生えているキノコとか食えるんじゃないだろうか?

とか、思ってしまったわけですが、それと同時に『いや、素人目には毒キノコかどうかわからんよな…』と思い留まってみたりなど、つまらん問答をしています。

因みに最近書いた記事に、GoogleLenzのネタを書きましたが、その中にキノコの写真があったと思いますが、

これGoogleLenzで調べたら『キツネタケ』という食べられるキノコ判定だったのですが、『画像判定技術もキノコの微妙な違いを判定できるか微妙だろうな…』とか、思いました。

さて、少し話が脱線しましたが市場に出回っていないキノコとか、この本を見ていると食べたくなってきます。

シロウトによるシロウトのための実践キノコ狩り入門 『毒キノコが笑ってる』を是非読んでみてください。

この本を読んで思いましたが、当方の文体はこの方の文章から少なからず影響を受けているような気がしました。

超オススメの一冊です。

では、また!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 虫だしをした結果、なんと…!?
    が、めっちゃ気になるじゃないですか!w
    スーパーマリオのパワーアップキノコの元ネタでもあるようですね

  • id:little_strange
    敢えて「続きはWEBで」方式をとってみましたw確かにスーパーマリオのキノコと形状がにてるかもですね。ベニテングダケは煮干しとか、鰹節とかの何十倍も旨味成分が入っているらしいので、食べたらスーパーな気持ちにはなりそうです

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