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ガジェットを買うなら知っておきたい豆知識。防塵・防水規格(IPXX)とは?

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ガジェットを見ていると防塵・防水という表記が良く出てきます。

IPXXみたいな表記がそうですね。

でも、この辺って曖昧に理解していることが多いので調べてみました。

結論から言うと全然わかっていなかったみたいなので大分勉強になりましたが。

目次

IP規格(防塵・防水規格)とは?

あらためてまして、防塵・防水の規格を調べてみました。

IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格、IEC144、IEC529およびDIN40 050は、機器の保護構造について防塵・防水性を等級に分類し、そのテスト方法を規程しています。
日本では、日本工業規格及び社団法人・日本電機工業会がIEC529に準拠してIP表を規格化しています。(JIS C 0920-1993 & JEM1030-1983)

日本エイ・ヴィー・シー株式会社HP『IP規格・防水保護等級について』より抜粋

小難しいことが書いてありますがIPXX規格は国際的にも通用する規格で、防塵・防水の評価指標やその防塵・防水性能に応じた等級が定められています。

IPXXのX左側が防塵の等級、X右側が防水の等級を表しています

例えば、IP08なら

IP08:『防塵に対する保護なし』『完全防水』

に該当します。

まぁ、こういう数字の組み合わせは見たことがありませんが、表記の見方はこんな感じです。

余談ですが、防塵に対しての等級がない場合は大体の場合、IPX8と表現していることが多いです。

防塵(IPX)の保護等級

防塵は0~6等級までの7段階の等級が定められています。

因みに、0~4等級まではあまり意味がないので割愛します

因みに4等級は「直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない」という条件になります。

割愛した理由は、ガジェットと言う観点で見た場合に0.99mm以下のものが侵入するような構造を考慮しても仕方ないかな…と。

ということで5等級以上で説明いたします。

IP5等級

ほぼ粉塵は入らないけど少し入ったくらいでは機器の正常な動作を妨げないこと

家の中で使う分には十分な等級だと思います。

IP6等級

粉塵の侵入は全くしない

埃っぽい場所での使用を想定した等級です。

砂とか砂利とか、いるだけでも塵芥が侵入しそうな場所で有効そうですよね。

防水(IPXX)の保護等級

防水は0~8等級までの9段階の等級が定められています。

例によって、0~3等級はあまり意味がないので割愛します。

IPX4等級

いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。

テスト内容:300〜500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分間耐えられること

俗に言うところの生活防水に近い規格ですね。

腕時計つけたまま手を洗えます的な。

IPX5等級

いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。

テスト内容:3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・30kpaの噴流水、3分間耐えられること

よくわからんけど、全方向からホースで水を浴びている状態ですかね?

IPX6等級

いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない。

テスト内容:3mの距離から全方向に100ℓ/分・100kpaの噴流水、3分間耐えられること

激しい…人間の方が耐えられなさそうです。

IPX7等級

規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しないこと。

テスト内容:水面下・15㎝〜1m、30分間耐えられること

ここからは純粋な浸水テストです。明らかにテストの質が変わりました。

そう考えると6等級とは評価の本質が違うのでしょうね。

余談ですが、iPhoneSE(第二世代)、iPhoneXR~iPhone7の防水性能はIP67です。

つまり、お風呂で使おうとか考えていらっしゃる方は止めた方が無難です。

そのうち壊れる可能性が高いです。

防水ケース等に入れて使いましょう!

因みに公式ページに記載がありますので、自分のiPhoneの防水性能を知りたい方はこちらをご参照ください。

IPX8等級

水面下での使用が可能 。

テスト内容:メーカーと機器の使用者間の取り決めによる。

IP67くらいの表記はよく見かけるので、この辺を抑えてあれば問題ないですね。

因みにiPhone12~iPhone10XSはIPX68に該当します。

特にiPhone12は深さ6mで最長30分間の浸水に耐えることができます。

iPhoneの世代によって耐久テストの内容が違うのでその辺は先ほどご初回したこちらをご参照ください。

https://support.apple.com/ja-jp/HT207043

因みに別記事で書きました、こちらの記事のスマホの防水ケースはIP68です。

まぁ、浸水されたら本末転倒の製品ですからねぇ。

IPXX(防塵・防水)規格のまとめ

防塵防水のご紹介をしたわけですが、誤解して欲しくないのは、

「この規格に対応していれば優れた製品」…みたいな解釈はして欲しくないなぁ…と。

防塵防水は製品の使い方の本質がどこにあるかで必要不必要が決まります。

壁掛け時計に防水性能は不要ですよね?

逆に腕時計なら生活防水程度の性能はほしいところです。

今回はここまで!残念パパこと、いのっちでした。

ということで、また!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 時計やスマホ購入時に、防水性能を気にしてはいましたが、自分もIPの意味を知らないまま見てました^^;
    IP68の6と8が違うものを指してると知らず、「ろくじゅうはち」というレベルだと思ってたクチですw

  • id:little_strange
    実は当方もそう言うもんだと思ってました(笑)

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