「ブルーライトは目に良くない」
「スマホの画面を見ていると眠れなくなる」
というお話をよく聞きますが、そもそもブルーライトって、スマホの画面からどのくらいの強さででているか分からないですよね。
今回はフォーカルポイント株式会社様から拝借しました、「GEIGER Blu」を使ってブルーライトの強度を可視化してみました!
なんか、戦闘力を測るスカウターみたいで楽しそうです!
…まあ、戦闘力関係ないけどね。
そもそもブルーライトって何さ?
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凄く大まかに説明をすると・・・
このブルーライトですが、太陽光は勿論、蛍光灯、そしてスマホ、タブレットにも含まれています。
ブルーライトは目の奥の網膜に到達しやすく、目を傷つける可能性があると懸念されています。
まあ、もっとも…懸念されているだけでブルーライトが目に悪いという証明まではされていないというお話らしいですが。
とはいえ、様々な研究者が騒いでいるので何かあるんでしょう。
少なくとも朝に太陽の光を浴びると
目が覚める
体内時計がリセットされる
と言われていますが、それは空の青さ(=光)がトリガーとなっていると言われていますよね。
つまり、夜寝る前にスマホを操作していると眠れなくなる原因となる可能性は十二分にあるわけで。
でも、ブルーライトの強さってどのくらいなのか分からないですよね。
ということで、前振りが長くなりましたが、そんな皆さんの疑問に応えるアイテム「GEIGER Blu」をご紹介したいと思います。
GEIGER Bluの仕様と使い方
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この製品はアメリカのThin Air Energy™(シン・エア・エナジー)社の製品で、
今回機器をお貸出してくださったフォーカルポイント社がクラウドファンディングを行っています。
以下、プレスリリースからの抜粋になりますが、
GEIGER Bluは、センサーシステムの専門家、James Wiebeによって開発されました。ジェームズは過去10年間、航空機の計器を開発し、米国空軍のドローン用センサーパッケージの下請けも担当してきました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000173.000036256.html より抜粋
GEIGER Bluの開発にはセンサーのプロフェッショナルの方が携わっています。
GEIGER Bluの仕様
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仕様はこちらです。
測定範囲:345~450 nmの波長の光(UVa含む)
感度 :高/中/低(3段階)
サイズ :30 x 50 x 75 mm
充 電:MicroUSB
充電時間:不明(調査中)
稼働時間:最大12時間(※10分でオートパワーオフ)
同梱物 :本体/画面保護用のフェルト/説明書
充電時間は分かっていないのですが、12時間は使えるので一度充電すると暫く使えます。
サイズは手のひらに収まるコンパクトサイズなので、邪魔にはなりません。
後、同梱物にフェルトがありますが、計測対象のスマホと機器の間に置いて、傷つけないようにするための配慮です。
サイドには充電用のMicroUSBポートがあります。
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極めてシンプルな構造なので、あまり説明はいらなそうですね。
次は使い方です。
GEIGER Bluの使い方
使い方は簡単です。スイッチを3秒長押しして起動します。
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次に、計測したいスマホ等の画面にフェルトを敷いて…
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センサーを載せたら計測開始です。
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さて、ブルーライトの強度は9段階で評価します。以下、説明書より抜粋しました。
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他にも感度設定がありますが、今回は高感度一択です。
低中感度で計測するより正確にセンサーが認識できる一番いい状態で計測したほうが良いと判断しました。
まぁ、普通に使い道がわからなかったというのは本音ですがw
GEIGER Bluブルーライト強度を計測!
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ブルーライトの強度を測定できる
①蛍光灯
②テレビ
③スマホ
④ブルーライトカット有りのメガネ
蛍光灯のブルーライトを計測!
まずはわかりやすいところから。蛍光灯にかざしてみます。
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スイッチを入れて、天井にむけて機器のセンサーを向けます。
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おおっ、なんかMAX(90~100%)の値が出た!
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まあ、そりゃそうか…
テレビのブルーライトを計測!
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数値を同じ条件で計測するため、当方のREON POCKET2の記事、トップの画像を計測していきます。
蛍光灯の光や太陽の光にも反応してしまうので、フォーカルポイント社の方からのアドバイスに従い、電気を消します。
そして、機器とテレビの間ににフェルトを挟みつつ、計測開始。
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………
テレビは意外とブルーライト出てないのか?
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1段階目のLED(10~20%)が着いたり消えたりと数値が低い。
映像によるみたいだけど、あまり反応しません。
意外な結果でした。テレビってよくできてんだなぁ・・・。
スマホのブルーライトを計測!
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以下、4機種で試しました。
OUKITEL K9
SHARP AQUOS SENSE4 Lite
APPLE iPhone6s
APPLE iPhone11
今回はそのまま計測するのと、ブルーライトを軽減してくれる「ナイトシフトモード」での数値の違いを計測してみたいと思います。
K9
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早速計測します。
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計測初回なので、これを基準に他のスマホと比較したいと思います。
次はナイトシフト(ブルーライトカット機能)使います。
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効果は薄めですが、一応効いてはいるようです。
AQUOS SENSE4 Light
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こちらも同じように計測。
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4段階目なので、40〜50%程度で、この辺はK9と同じ感じです。
ナイトシフトモードはどうでしょう?
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K9よりも顕著に数値が下がりました。
ナイトシフトモードって・・・意味あったんですね。
iPhone6s
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次はiPhone6Sです。ちょっと古めの機種で試してみます。
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やや高めの数値が出ましたね。
途中で気が付いたのですが、画面の明るさにも数値は影響するのでバックライトが明るい機種だと数値が高めに出るみたいdす。
次はナイトシフトモードで計測してみます。
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なんと、ブルーライトの反応ありませんでした。
ナイトシフトモード中々、優秀ですね。
iPhone11
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まず、そのまま計測してみます。
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3段階目(30~40%)です。Androidよりも値は低く出ました。
次はナイトシフトモードで計測します。
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こちらもブルーライトの反応が全然でません。
一番、ブルーライトカット率が高い方法を使ったとはいえ驚きの結果です。
でも、これは画面見づらいかな…。
ブルーライトカットメガネ
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当方が使っている眼鏡はブルーライトカット30%の保護が入ったものなので、これを使って計測してみます。
スマホはK9を使います。まずはメガネなしの値を計測します。
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まずは大分前から使用している眼鏡で計測します。
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一応減ったかな?
この眼鏡のレンズは少々コーティング的なものが落ちているので、何ともいえませんが…。
次は先程の眼鏡より新しいものを使います。
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…一応軽減されているみたいですね。
ブルーライトカットを入れておいてよかった気がしてきました。
GEIGER Bluでブルーライトを測定した感想
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使ったからこそ分かることですが、
映像の色による
スマホにより大分数値が異なる
テレビは数値が低い
動画を再生している最中に計測するとよく分かりますが、映像の色味で反応が変化するようです。
これ悩ましくて、画面に接地して計測しないと数値の計測できないので画面全体でどの割合でブルーライトが出ているのか計測が難しいんですよね。
後はスマホにより同じ映像でも数値が誤差範囲かもしれませんが違いはありました。
これは画面の明るさの性能にも依存しているみたいですね。
あと、GEIGER Blの使い勝手で気になったのが以下3点。
フェルトが使いづらい
LEDが何段階目なのかカウントが難しい
定期的に計測はしない
高感度設定以外使わない
この製品の気になるところは、画面保護を目的としているフェルトが動いてしまい計測をスムーズにできないことです。
フエルトの反対側をマジックテープにして、機器とフエルトを固定出来るようにした方が使いやすい気はします。
使ってみると分かりますが、ブルーライトは数値がコロコロ変わるので一回計測しただけでは分からないし、さっと測りたいところ。
フェルトを敷きなおして計るのはちょっと面倒なので、敷く必要がない作りがうれしいですね。
設定は高感度設定意外の使い方が思いつかず、一般人的には必要ないと思いました。
低感度にするとあまり反応しないので、コメントしづらかったというのが本音です。
最後はのLEDが何段階目なのかわかりづらいのは気になります。
本体のLED横にレベルをシルク印字してくれるだけで大分わかりやすさが違うと思います。
この辺はフォーカルポイントの方もメーカーの方に意向をお伝えしているそうなので、製品版になるころには改善されているかもしれないですね。
その辺が考慮されるとより使いやすい製品になりそうです。
GEIGER Bluの良い使い方は?
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この製品は個人向けというより、ブルーライトを軽減するための研究や商品を開発している企業などに良いのかもしれません。
特にメガネなんかはブルーライトカットしている物も多いので是非計測に使ってほしいと思います。
今回、当方が計測に使った眼鏡はブルーライトカット30%の製品です。
一応、数値は下がっているので、多少の効果はあったのかもしれないですね。
まあ、レンズ表面のブルーライトを保護している何かが劣化していた可能性があるので、正確に測ることができたかは疑問は残りますが…。
新品のメガネで試したい…。
人間は情報の約7割を視覚から得ているのだそうです。
そういう意味では大事にしないといけない器官なので、こういった製品が目に優しい製品作りに活かされるといいですよね。
ということで、本製品ですが以下でクラウドファンディングしていますので、興味のある方は投資してみてはいかがでしょうか?
ということで、今回はここまで!
残念パパこと、いのっちでした。
では、また!
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