削る必要がない鉛筆「メタルペンシル metacil(メタシル)」ご存知でしょうか?
鉛筆と異なり削る必要がなく、しかも16kmも書き続けることができる上に、消しゴムで消せるという…文房具業界に衝撃を与えた期待の新星。
ほんとうかぁ〜?
当方は捻くれているので、ちょっと歪んだ視点でこの製品をレビューしてみたいと思います。
まずはメタシルを徹底解剖…というほどでもないですが。
メタルペンシル(金属鉛筆)matacil(メタシル)はサンスター文具の製品です。
芯が丸ごと金属でできており、この金属に黒鉛を混ぜることで鉛筆のような文字を書くことができるんだそうです。
いろいろと気になる要素があると思うので、外観的な特徴から調べていきたいと思います。
重さ
鉛筆と比べるとズシッと重い。
とりあえず、秤に乗せてみます。
ほう…
次は普通の鉛筆です。
うぬ…、メタシルの方がやや重たいが、許容範囲かな…。
メタシルなんて、金属っぽい名前をしているだけあって結構、重たいな…。
外観は質感があって恰好よい
尖端はとがってはいますが、やや丸みを帯びています。まあ、刺さる心配はなさそうです。
鉛筆と比べると芯(?)の部分が硬い…気がする。
これ…書いても先端があまり減らないのかな?
16kmも書いたら丸くなって細い線が書けなくなったりするのではないか…と思うですが。
この辺は次の章で紹介しています。
メタシルの実力はいかほど?
実際に使ってみてわかったのはこんな感じです。
メタシルの書きやすさ
グリップした感じは…悪くない。
太くもなく細くもなく、やや重いものの気になるほどではないです。
軸が八角形なので、転がっていく心配もありません。
鉛筆より書きやすいかと問われると、特にそういうわけではないですが悪くはないです。
そして、やっぱり消しゴムで消せる「鉛筆らしさ」も兼ね備えているのはGoodです。
鉛筆と色の濃さを比較
メタシルで実際に文字と絵を書いてみました。
・・・・・うーん、悪くはないかな?
紙によって濃さが違うから、紙の素材的なものによっても多少違うのかも。
この黄色い画用紙だと気持ちというか、あからさまに薄かったんですよね。
白い紙に書くのが間違いなさそうです。
色付きの紙だと見づらいのでおすすめできないです。
因みに公式サイトのYOUTUBE動画を拝見しましたが、濃さは鉛筆でいうところの「2H」程度だそうです。
普通の鉛筆と違って、にじんだりしないのはいいところです。
水彩画の下描きなどに使うのが推奨されていました。
メタシルの先端…減るじゃん!?実は替え芯がある?
書き続けると先端が多少なりとて、丸くはなります。
普通に考えて、そりゃそうだ。
で、気がついたんですが先端をクルクルと反時計回りに回すと外れるんです!
なぁにぃ!
書けなくなったらもう一本とか、変だと思った。
でも、実は公式サイトには替え芯の情報無いんすよ…。
替え芯を更新が販売しているので、変更可能です。
余談ですが、先端をつけたり、外したりしてたら、ネジ部分が削れてかんたんに外れるようになってしまいました。
あ、そこはかんたんに削れちゃうんだ…。みなさんはやらないように…。
メタシルの替芯(2023/11/20更新)
ということで、メタシルの替え芯ですが、こちらになります。
替芯一個からの販売なのがひっかかりますが、これで交換可能です。
四個セットとかにしてほしい…。
メタシルの定価っていくらなの?
サンスター文具の公式サイトからの情報なので間違いはないと思います。
なので、これ以上に高い価格のものはちょっと警戒した方がいいと思います。
一次的に需要と供給アンバランスで、高値で取引されるという転売アルアルがありましたが現状は落ち着いているので定価の製品を買いましょう。
因みに替え芯の価格も書きたいところですが…公式サイトにはなさそうです。(替え芯の販売開始されました)
まぁこの金額なので、使えなくなったらもう一本買ってもいいかなと思います。
メタシルは買いか?
うーーーーーん。
正直な感想を言うと、ちょっと期待はずれ感はある。
ただ、
悪いとは言いきれない、でもめちゃくちゃいいのかと問われると答えがたいところはある。
判定難しいな…。
少なくとも、あの薄さだとマークシートには使えなさそう…というか、マークシートには使えないと公式も言っているのでそうなんだと思います。
紙の素材によっては普段使いもありな感じですね。
絵を描くときの下描きには良さそうな印象はあります。
主張しすぎないし、絵の具で上から塗っても滲んだりしないし。
まぁ、1本990円なのでお試しはありだと思います。
ということで、今後の後継メタシルに期待ですな。
余談ですが…名前を間違える人が多いようで、メタシールとか、メタル鉛筆…とか検索すると結構出てきますね。
いろんな意味で関心の高い製品だったりします。
今回はここまで!
残念パパこと、いのっちでした。
では、また!