お菓子の家といえば、ヘンデルとグレーテルですが、実際に作ったらしい大変だったというお話。
当方は以前、こんな記事を書いています。
これ、楽しかったんですよね。
子供が喜んだし、難易度もほどほどでワイワイしながら出来たんで。
コアラのマーチおかしハウスは…ちゃいまっせ!
可怪しな、おかしハウスでっせ!(エセ関西人風)
気がついたら大人3人がかりで作ってましたからね…。
そんな痺れる展開になったおかしハウスの顛末をご紹介したいと思います。
おかしハウスの完成予想図と中身
こちらがパッケージです。
これが完成予想図ということになります。
見た目の可愛さに、騙されてはいけません。
ヤツはやる奴です。
中身はこちら。
コアラのマーチ 1箱
トッポ 1箱
ガーナチョコ 2箱
クランキーウェハース 2袋
要はロッテで普通に販売しているお菓子を材料に、おかしハウスとやらを作らせる算段です。
子供を楽しませるついでにおかしの宣伝にもなって一石二鳥作戦というわけですな。
早速、説明書を見ながら作業開始です。
腹が減るぜ!
おかしハウスの完成までの工程
始める前にとりあえず、説明書を読んで工程を分解してみました。
基本はこれで完成になります。
これだけ見ると「切って」、「溶かして」、「接着する」だけなので簡単です。
でも、説明書を見たらそんなこと言ってられなくなりますよ。
・・・あれっ、工程多くない?
そして、気がつかなかったんですが、赤矢印のところが実は定規なんです。
この製品、長さ指定が滅茶苦茶多いんですよ。
この時点で、「子供作れないんじゃないの?」と思い始めたんですが、時すでに遅し。
開けちゃったし、始めるしかなくなりました・・・。
おかしハウスを作る
とりあえず、板チョコを説明書指定のとおりにきります。
余りは湯せんで溶かします。
因みに一見すると、普通にチョコが溶けているように見ますが、
電子レンジで溶かせばいいんじゃね?
みたいな流れになり横着したら、チョコパサパサになりました。
牛乳を足して、テンパリングしたら何かうまく行ったので、
上手く誤魔化せたね!
と、嬉しそうに言う義理の姉。
この日はちょっと早めのクリスマスパーティーで親戚一同が集まっていたので、義理の姉にも手伝ってもらってます。
上手く誤魔化せたはずの接着用のチョコですが、後半で裏目に出ます。
余談ですが、コマラのマーチは一匹あれば、いいのに何故か1箱分入っています。
あっ!食べた!?
話を戻します。今度はウェハースをこんな感じに切ります。
ウェハースはあまりがないので、慎重に切りましょう。ちっちゃいから割れるんですよね…。
次はトッポを切ります。これ長さ指定があるので絶対に定規を使ってください。
トッポは多分、雰囲気4cmくらいじゃね?
とか言いながら切ったので、微妙に長さ合わず…
義理の姉は料理のプロです。
プロですが、完全にこのおかしハウスをなめていたようです。
…当方もなめてました。
なので、適当に切る義理の姉に、
大体、オッケーッスね!
とか、適当な相槌を打っていたわけですが。
こちらが切り終わった材料です。
後、屋根に乗せる板チョコ半分✕2枚があります。
いよいよ組み立てですが、三角のウェハースが歪んでいるのが分かりますか?
切る際に三角部分が折れたのでチョコで接着したんですが、安定せず…。
トッポはログハウスみたいな外装になるので、これもチョコで接着するのですが…
あれっ?なんかくっつかないんですけど…
トッポの3cm✕2本、2cm✕2本で屋根の煙突を作ります。
…これもチョコで接着するんですが、なんかゆるい。
ていうか、くっつかない。
作業は細かいし、
あー!イライラする
どうやら、チョコに牛乳入れたせいで粘度がおちて、接着剤として機能しなくなったようです。
仕方ないので裏ワザ使います。
一口サイズのチョコを袋ごと熱湯に浸けます。
袋の上から触ってチョコが溶けているのが分かったら、袋の隅を小さく切ります。
チョコペン完成です。これでくっつけます!
チョコペンにしてからは、接着がしっかりできるようになった(当たり前)ので作業が捗ります。
この時点で義理の姉はやりきった感じもあり、戦線離脱(あの…終わってないんすけど…)
ここからは細かい性格のかみさんにバトンタッチ。
チマチマ組み立てます。
なんで定規で長さちゃんと計んないんだよ…。
チッ
と、舌打ちが聞こえて来そうな感じなのは、かみさんが、そういう性格だからです(笑)
一方、その頃娘は…
あー!また、食ってる!
はぁ~…地味な作業。心折れそう。
ていうか、家ちっちゃくね?
因みに壁も安定しないので、何度も固定し直しています。
いや、マジで発狂しそうなんだけど…。
壁を黙々とくっつけるかみさん。
板チョコの土台なので凸凹してるんですよね。
もうちょっと、真面目に設計してよ、ロッテさん…。
板チョコの屋根を乗せます。
最後に煙突を載せて完成です。
…手が汚れるので、途中からウェットティッシュが完備されました。
写真を撮るときに景観を損ねるので避けようかとも思ったのですが、
面倒だから、オッケー!
ていうか、子どもたち早々に飽きていなくなりました。
なんか、大人がおかしハウスを作るという意味不明な展開に…!
家小さい上に細かい指定が多くて、子供に作れる感じじゃないんですけど!
コアラのマーチおかしハウス完成
…あんなに苦労したのに、何か、美しくない…。
かみさんが買っておいたサンタを置きました。
いや、そこにコアラのマーチを入れる予定なんですけど…
ようやく子供登場。コアラのマーチを家に押し込みます。
ヒデブッ!?
完成から僅か、3分の出来事でした。
欠陥住宅か!
『このあと、スタッフが美味しくいただきました』
そんなテロップが頭の中で見えた気がしました。
いや〜…なんだろう、なんかモヤモヤする。
ということで、素人にはオススメしません。
もしかしたら、一級建築士の資格がいるのかもしれません。
こんな高難度のものオススメできるはずはないですが…
俺ならイケる!私なら完成予想図より美しく仕上げられる!
そんな手先に自信のある方には非常にオススメです。
さあ、あなたもチャレンジだ!